糖尿病・骨粗鬆症

当院では糖尿病治療や骨粗鬆症予防・治療に積極的に取り組んでおります。

糖尿病について

糖尿病について

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの分泌低下や作用不足によって引き起こされる疾患です。その病態は個人によって異なるため、画一的な治療では改善せず、病態に合わせた生活指導や薬剤選択が必要になります。

当院では、所長(山田医師)が日本糖尿病協会認定の「糖尿病認定医」であるため、より専門的な治療を受けることができます。食事や運動などの日常生活上のアドバイスや最新の糖尿病治療薬を使った薬物療法を行っており、2型糖尿病で血糖コントロールが不良な方や1型糖尿病の方に対するインスリン療法も行っております。

*令和7年4月現在、富田林市の診療所では唯一の認定医です。

糖尿病の治療について

過去1~2ヶ月の血糖コントロールの指標である「HbA1c(ヘモグロビン・エー・ワンシー)」と、糖尿病腎症(合併症)の診断に必要な「尿中微量アルブミン」が約7分間で測定できる医療機器を設置しているため、受診日当日により迅速で適切な対応が可能です。

インスリン療法についても1型・2型どちらの糖尿病にも対応しており(大人のみ)、新たに導入が必要になった方には、(入院することなく)注射手技などを懇切丁寧に指導させていただきます。リアルタイム自動血糖測定器(リブレセンサー・DEXCOM G6)への対応も行っております。


骨粗鬆症の治療について

骨粗鬆症とは

骨粗鬆症とは、骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなる病気です。

女性に多く、60歳台で5人に1人、70歳台で3人に1人、80歳台で2人に1人と年齢とともに有病率が高くなります。(男性は80歳以上で5人に1人)

骨折の好発部位は腰椎・大腿骨であり、これらの部位に骨折を起こすと著しく移動能力が低下し、寝たきり・認知症・要介護の原因となり、健康寿命も大きく損なわれます。

長年の学術研究の結果、骨粗鬆症の診断と治療には、腰椎・大腿骨の骨密度を直接測定することが最も適切であることが判明し、他の検査法(腕やかかとの検査)で正常と診断された方でも腰椎・大腿骨では骨密度の低下が認められ、骨折を起こしてしまう事例が多く認められています。


新堂診療所での検査・治療

新堂診療所では2024年3月から、腰椎・大腿骨の骨密度を直接測定できる医療機器を導入し、骨粗鬆症と診断された方には、軽症から重症まで病状に応じた指導や治療を積極的に行っております。

骨折の予防や健康寿命の延伸のため、次のような方は検査・受診を強くおすすめいたします。


(a) 骨粗鬆症の危険因子を持つ方

 60歳以上の女性, 喫煙者, アルコール摂取の多い方, 糖尿病・腎臓病の既往のある方,
 ステロイド剤の投与を受けている方, 急に身長が縮んだ方, 過去に骨折した方など 

(b) 骨粗鬆症の検査や治療は他院で受けているが、腰椎・大腿骨の骨密度検査は受けたことがない方

(c) 現在、骨粗鬆症の検査や治療を受けている病院が遠方にあり通院しにくい方